- 補助便座はいつまで使う?
- 補助便座は何歳までが一般的?
- 補助便座なしの座らせ方は?踏み台はいらない?
- 補助便座のおすすめは?
トイトレが始まると、「補助便座の必要性」について多くのママが悩みます。
とくに、子育てが初めてのママは「補助便座はいつまで必要なのか?」「どのタイプを購入すれば良いのか?」迷ってしまいますよね。
本記事では、補助便座はいつまで必要なのか、さらに補助便座を使わない座らせ方や選ぶポイントなどを調査しました。
結論として、補助便座は3~4歳頃に卒業して使わなくなる子が多いです。
記事の後半では、おすすめの補助便座も紹介しているのでぜひご覧ください。
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補助便座はいつまで使うの?何歳まで必要?
個人差もあるし補助便座っていつまで必要なのかいまいち分からないですよね。
そんな方のために、ここでは補助便座の対象年齢や卒業する目安、さらに使わなくなったきっかけをご紹介します。
補助便座を使う理由
トイトレに補助便座を使う理由として、以下の3つのことがあげられます。
- 子どもがひとりで座りやすい
- 子どもが達成感を味わえる
- 親の補助が入らなくなるので楽
補助便座がないと、便器に落ちてしまいそうだと怖がる子もいますよね。
補助便座をつけることで恐怖心が無くなって、ひとりでトイレができるようになり達成感を味わえます。
「ひとりでできた!」という達成感は、トイトレをスムーズに進めるために、とても大切です。
また、好きなキャラクターの補助便座であればトイレへの誘導がスムーズになることも。
親も、ひとりで座れるようになると毎回手助けが必要なくなるため、かなり楽になります。
慣れるまでは見守りは必要な場合もありますが、多くの子がひとりでできるようになります。
対象年齢4歳~6歳ごろまでが多い
補助便座の対象年齢は、メーカーや補助便座のタイプによってさまざまですが4歳~6歳ごろまでのものが多いです。
そのため、補助便座を使える時期は4歳~6歳は目安になります。
人気のおすすめ補助便座の対象年齢をまとめてみました。
メーカー | 商品名 | 対象年齢 |
---|---|---|
ベビービョルン | トイレトレーニングシート | 2歳〜6歳ごろ |
リッチェル | ポッティス 補助便座KN | 1歳半~4歳ごろ(グリップ付) 2歳~4歳ごろ(グリップなし) |
コンビ | ベビーレーベル 補助便座 | 1歳半~4歳ごろ |
NEXUS SPITZE | トイレトレーナー 踏み台付き補助便座 | 1歳〜8歳ごろ |
実際には3歳~4歳ごろには補助便座を使わなくなる子が多い
補助便座の対象年齢は4歳~6歳ごろまでとされていますが、実際には3歳~4歳ごろには補助便座を使わなくなる子が多いです。
子どもの成長や気持ちには個人差があるため、子どものペースで進めていくと良いでしょう。
補助便座の卒業は、遅くとも小学生になるまでが目安になります。
小学校によっては「小さいトイレがない」「踏み台がない」ということがあります。
さらに、小学生になると行動範囲が広がり、補助便座のない場所でトイレを利用する場面も増えます。
親や先生のいない場面が増えるため、小学生になるまでに卒業しておくと親も子どもも安心ですね。
補助便座を使わなくなるタイミング
補助便座を使わなくなったきっかけは、以下の理由が多いようです。
- 子どもが使いたがらなくなった
- 幼稚園や外出先で補助便座なしでできた
- 体が成長した
- 壊れてしまった
- 汚れてしまった
子どもの心や体の成長や、家以外の場所での成功体験などで自信を持てたという理由があげられていました。
また、補助便座が破損してしまったり、汚れが気になったりしたタイミングで使わなくなったという声もあります。
補助便座がそもそもいらない子もいる
トイトレは子どもによって個人差があり、補助便座が必要な子もいれば、最初から必要のない子もいます。
補助便座が必要なのかは、子どもの様子を見て判断するとよいでしょう。
補助便座が必要な場合
- 大人の便座に座るのを怖がる
- 不安定でうまく排泄ができない
- トイレ自体に抵抗がある
まだからだが小さいため、大人用の便座では姿勢が安定せず、うまく排泄できない子もいます。
また、大人用の大きな便座が落ちそうで怖いという場合は、補助便座を使うことで安定し恐怖心が少なくなるでしょう。
前方やサイドにグリップが付いたものであれば、より安心感があります。
トイレ自体に抵抗がある場合には、子どもの好きなキャラクターのものや子ども自分で選んだ補助便座を使うのがおすすめです。
お気に入りの補助便座があるだけも、トイレに行くのが楽しみになります。
補助便座が不要な場合
- 大人の便座に座るのに抵抗がない
- トイレにスムーズに行ける
子どもによっては、初めから大人の便座に座れる子や、嫌がらずトイレにスムーズに行ける子もいます。
その場合には、とくに補助便座を使う必要はないでしょう。
まずは、トイレへ誘導して便座に座らせてみてから、必要か判断するとよいですね。
補助便座なしの座らせ方は?
補助便座を使わない場合、どのように座らせればよいのでしょうか?
ここでは、補助便座を使わない場合の2パターンの座らせ方をご紹介します。
大人と同じように座らせる
大人と同じように、タンクに背をむけて座る方法です。
足を少し広げて、前かがみの体勢で座らせるのがポイントです。
慣れないうちは、ママやパパが落ちないようにしっかり支えてあげましょう。
男の子の場合は、浅く座ると漏れてしまう可能性があるため、深めに座らせなければいけません。
深めに座るのが怖い場合には、次の座り方がおすすめです。
便座と対面で座らせる
大人の座り方と逆向きで座らせる方法です。
便座の手前におしりを、便座の奥やタンクに手をついて座らせます。
大人と同じように座らせるよりも安定するため、恐怖心が少なくなります。
この座らせ方の場合パンツやズボンをすべて脱がせる必要がありますが、男の子でも便器の外に飛ぶ可能性が低いのでおすすめです。
自宅以外で補助便座がない場合には、この座らせ方でトイレをさせる男の子ママが多いようです。
補助便座なしでトイレをさせるコツは?
いきなり補助便座なしで、子どもにトイレをさせるのは難しいですよね。
そこで、補助便座を使わずにトイレを成功させる3つのコツをご紹介します。
親が座り方のお手本を見せる
子どもは大人のマネがとっても上手です。
まずは、以下のポイントをゆっくりと伝えながら、ママやパパが座り方のお手本を見せてあげましょう。
- 手をつく場所
- 座る位置
- 座った時の姿勢
- 踏み台の上り下り
お手本を見せてあげることで、不安な気持ちや恐怖心が少なくなり、トイトレがスムーズに進みます。
体をしっかり支えてあげる
まだトイトレを始めたばかりの子どもは、便座の上でバランスを取るのが難しいため安定しません。
そのため、体をしっかりと支えてあげる必要があります。
- 肩を支える
- 両脇に手を入れて支える
- 両手を握る
子どもに合った方法で支えてあげることで、からだが安定するため安心感を与えられます。
恐怖心がなくなり慣れてくると、だんだん自らバランスをとって座れるようになり、ひとりでできるようになるでしょう。
踏み台を置いて安定させる
足が宙に浮いていると、安定しないため踏ん張れずに排泄できない子もいます。
両足がしっかりと着く踏み台を置き、しっかり踏ん張ることで、うまく排泄できるようになる場合もあるのです。
補助便座の使い方は?
基本的に難しい設置はなく、便座の上に補助便座を置くだけなので簡単に使用できます。
使用後には、ウェットティッシュなどで拭きあげておくと衛生的です。
種類によっては丸洗いできるタイプもあるので、定期的に洗っておけば清潔に保てます。
毎回の拭きあげには、ポイッと水に流せるウェットティッシュがおすすめです。
慣れてくると子ども自ら設置してトイレをするようになるので、毎回補助がいらず親はとても楽になります。
踏み台は必要?
補助便座を検討している方は「踏み台」も準備するのか迷ってしまいますよね。
踏み台を使うメリットは以下のとおりです。
- 子どもがひとりでも上り下りがしやすい
- しっかりと踏ん張れるため排泄しやすい
踏み台があることで、慣れてくると子どもだけで便座に座れるようになります。
また、前述した通り足元が安定し排泄もしやすくなるため、準備しておくとよいでしょう。
子どもの身長・便座の高さ・トイレの大きさ・安定感など好みに合わせて選ぶのがポイントです。
2歳だった息子は、座った時に足がしっかりと着く「ハイタイプの踏み台」にすることで、しっかりと踏んばれたためトイトレがスムーズに進みました。
補助便座の種類は?
補助便座には基本的に、以下のような種類があります。
- 座るタイプ
- またぐタイプ
- ステップ付き
- 折りたたみタイプ
- おまる兼用タイプ
それぞれの特徴やメリットについてご紹介します。
座るタイプ
大人がと同じように座るタイプの補助便座です。
取っ手は付いていないものや、サイドについているものがあります。
またぐ必要がないため、子どもひとりでも座りやすいのが特徴です。
大人の便座に近いので、補助便座を使わなくなってもスムーズに移行できそうです。
またぐタイプ
おまるのようにまたがって座る補助便座です。
慣れるまでは親が座らせてあげる必要がありますが、取っ手が前方にあるので安心感があります。
取っ手が外せるものもあるので、慣れてきたら外して使ってもよいですね。
ステップ付き
踏み台と補助便座が一体になっているタイプです。
トイトレを始めたばかりの子は、踏み台がないと踏ん張れず、うまく排泄できない場合もあります。
ステップ付きであれば、他に踏み台を準備する必要がなく、折りたたみもできるためとても便利です。
トイレの広さに余裕がある場合にはおすすめです。
折りたたみタイプ
外出先で、子ども用のトイレがないと困りますよね。
折りたたみタイプは、コンパクトにたたんで持ち運べるので、外出先でも手軽に使えます。
使った後、丸洗いできるものもあるので衛生的ですよね。
おまる兼用タイプ
トイトレを始めるとき、おまるか補助便座か迷いますよね。
そんな方には、おまるとしても補助便座としても兼用できるタイプがおすすめです。
慣れるまではおまるで、慣れてきたらトイレに設置すれば、使い慣れているため安心して排泄できます。
たくさんの種類の中から、子どもの好み・自宅のトイレの広さ・使う場面などを比較してぴったりのものを選びましょう。
補助便座を選ぶときのポイント
補助便座が必要な場合、たくさんの種類からどのようにして選べば良いのでしょうか。
こちらでは、補助便座を選ぶときの3つのポイントをご紹介します。
便座のサイズと形
大人用の便座も、メーカーによって形やサイズが異なります。
そのため、購入前に形やサイズを確認しておかないと、トイレと補助便座と合わないということも。
購入したのに使えないということがないように、購入前には必ず使用するトイレの形やサイズを確認しておきましょう。
「◯cmまでの便座に使用できます」「スマート型に対応」などと記載されている場合もあるのでチェックしておくと安心です。
実用性
補助便座を選ぶ際には、実用性のチェックも重要です。
衛生面を保つために丸洗いはできるか、年齢が高い子どもでも安全に使用できるかなど、必要としている機能が備わっているかを確認しておきましょう。
携帯したい場合には折りたたんだ時のコンパクトさや、設置方法などもチェツクしておきましょう。
収納方法
常に補助便座をトイレに置いておくわけにはいきませんが、床に置いておくのは衛生的面が気になります。
そのため、収納方法もチェックして補助便座を選びましょう。
フックで壁にかけられるタイプや立てかけられるタイプなど、床や壁につかずに収納できるものを選べば衛生的です。
基本的にトイレ内に置いておくものなので、コンパクトに収納できるものがおすすめです。
補助便座のおすすめ7選
ここからは、おすすめの補助便座を7つご紹介します。
それぞれタイプが違うので、しっかりと比較して選ぶときの参考にしてください。
アガツマ「アンパンマン3way補助便座」
前方の取っ手部分にアンパンマンがついた、子どもに人気の補助便座。
成長に合わせて「ママ・パパと座る練習」「1人でまたぐ」「椅子のように座る」の3WAYで使用できます。
ボタンを押すと流水音やメロディ流れ、さらにアンパンマンがおしゃべりするなど、トイレが楽しくなる機能が魅力的です。
ガタつき防止機能付きでトイレにしっかりと固定されるため、親にも子どもも安心してトイトレができます。
使用月齢 | 1歳6か月〜 |
サイズ | W250 × H255 × D340 |
重量制限 | 25kg |
カラー | 1色 |
タイプ | またぐタイプ |
NEXUS SPITZE 「トイレトレーナー 踏み台付き補助便座」
ステップ一体型の組み立て式補助便座。
写真付きの日本語説明書が同封されており、10~15分ほどで工具を使わずに組み立てができます。
便器の高さに合わせて調節可能な滑り止め付きのステップで、慣れると小さなお子さまでもひとりで上り下り可能です。
使わないときは折りたたんで収納できるので、トイレ内でも場所を取りません。
さまざまな形のトイレに対応しているのも嬉しいポイントです。(O型・U型・V型・方型・スマート型に対応)
使用月齢 | 1〜8歳 |
サイズ | W約37cm、H約40cm、全長約55cm(折りたたみ時:W約37cm、H約50cm、D約12〜24cm) |
重量制限 | 75kg |
カラー | グレー&ホワイト、ブルー&イエロー、ベビーピンク&ホワイト、ミントグリーン&ホワイト |
タイプ | ステップ付き |
ベビービョルン「トイレトレーニングシート」
人間工学に基づいて設計されたベビービョルンのトイレトレーニングシート。
初めにダイヤルを回して調整しておけば、次からは子供が自分でセッティングできます。
便座と同じ高さで座れて足が自然と前に降りるため、楽な姿勢でトイトレができる設計です。
後方にハンドルが付いているので、使わないときには壁にかけて収納ができます。
内径が32cm未満の便座や、便座のデザインや形状によっては完全に固定できない場合があります。購入前にしっかりと確認しましょう。
使用月齢 | 2〜6歳 |
サイズ | W約29cm、H約10cm、約35cm |
重量制限 | - |
カラー | ホワイト&ブラック、ホワイト&ターコイズ、ホワイト&グレー |
タイプ | 座るタイプ |
リッチェル「ソフト補助便座K」
やわらか素材で、お尻が痛くなりにくいやさしい補助便座。
座るスタイルで、パンツを全部脱がさなくても使用できるので、親も楽にトイトレができます。
また、便座の後側がつながっておらず、子供のおしりが拭きやすいのは親にも嬉しいポイントです。
シンプルなデザインなので、お手入れがしやすく丸洗いもできるので清潔に使用できます。
使用しないときは、別売りの補助便座スタンドで場所をとらずにすっきり収納できます。
使用月齢 | 1歳6カ月頃~ |
サイズ | W31.5cm×H7.6cm×D33.5cm |
体重目安 | 20kgまで |
カラー | グレー |
タイプ | 座るタイプ |
リッチェル「ポッティス 補助便座KN」
またがずに「座る」スタイルで、大人用トイレへの移行がスムーズな補助便座。
両サイドに取り外し可能なグリップが付いていて、子どもが力みやすい設計です。
おしっこガード付きなので、男の子が使用してもおしっこの飛び散りを防いでくれます。
固定具付きで、転倒やぐらつきをカバーしてくれるので安心です。
こちらも、別売りの補助便座スタンドを使ってすっきり収納可能です。
使用月齢 | 1歳6カ月ごろ~4歳ごろ(グリップなし:2才ごろ~4才ごろ) |
サイズ | W32cm×H16cm×D32cm |
体重目安 | 20kgまで |
カラー | ホワイト |
タイプ | 座るタイプ |
コンビ「ベビーレーベル 補助便座」
前方に取っ手のついた安定感のある補助便座。
取っ手は子どもが握りやすい角度や形状で作られており、取り外しも可能です。
本体はお尻が安定して力みやすい形状で、親も子どもも安心してトイトレができます。
専用のパイルカバーを付ければより快適に使用できます。
使用月齢 | 1歳6カ月ごろ~ |
サイズ | W24cm×H9cm×D34.5cm |
体重目安 | 30kg |
カラー | レーベルイエロー |
タイプ | またぐタイプ |
PIYO「折りたたみ式補助便座」
使いやすい工夫が詰まった、折りたたみ式の補助便座。
折りたたみや組み立ても簡単で外出時にもサッと設置できます。
付属のシリコンバンドを装着すれば、お尻の挟み込み防止も可能です。
折りたたみ式ですが対荷重40kgと丈夫なつくりで、年齢が上がっても安心して使用できます。
可愛らしいデザインや持ち運び用のポーチが付いているのも魅力的です。
使用月齢 | 10ヶ月ごろ~6歳ごろ |
サイズ | W26cm×H2.5cm×D36cm(折りたたみ時:W12.5cm×H5.5cm×D18cm) |
本体重量 | 250g |
重量制限 | 40kg |
カラー | ホワイト |
タイプ | 折りたたみタイプ |
補助便座はいつまで使う?おすすめの補助便座は?まとめ
実際に3歳~4歳ごろには補助便座を使わなくなる子が多いようですが、ひとつの目安として小学生になるまでに卒業すると安心でしょう。
補助便座を使う子もいれば、使わなくても平気な子もいるため、まずは大人用の便座に座らせてみてから判断しても良さそうですね。
大人用の便座に座るのは抵抗感がある、ひとりでトイレをさせたいという場合には補助便座の使用がおすすめです。
「ひとりで座れた!」という喜びはトイトレをスムーズに進めるきっかけになります。
この記事を参考に、子どもの好みやトイレの形状・サイズ、価格などを比較して、使いやすい補助便座を見つけてください。