- いきなりパンツの概要
- いきなりパンツに必要なものは?
- 実際にしてみた人の良い口コミ・悪い口コミ
- 実際の流れと成功のポイント
トイトレで急にパンツに切り替えても大丈夫かな・・・?
子育て中のママやパパがみなさん通るであろう、トイレトレーニング(トイトレ)。
いろいろな進め方があるなかで、初めからパンツを履かせる方法を実践している家庭もあります。
この記事では、いきなりパンツを履かせるための準備についてや口コミをご紹介します。
また、トイトレ成功のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
わたしが実際にした、トイトレの流れも書いているので、イメージしやすいかと思います。
トイレトレーニングはいきなりパンツでもOK?
いきなりパンツについて、以下のことを解説します。
- いきなりパンツってなに?
- いきなりパンツが合う子と合わない子
いきなりパンツってなに?
だいたい2〜3歳ごろからトイレを使えるように練習していく、トイレトレーニング。
そのなかの1つで、オムツから急にパンツを履かせる方法です。
だんだんと慣らしていくわけではないので、親の覚悟も必要ですが、うまくいけばスムーズにトイレへと移行できるでしょう。
保育園や幼稚園では、一斉に準備してトイトレをスタートするところも多いようです。
いきなりパンツが合っている子と合わない子
いきなりパンツを履かせる方法は、子どもによって向き不向きがあります。
合っている子 | 合わない子 |
---|---|
・パンツが濡れると嫌がる ・すぐに着替えたがる | ・パンツが濡れても気にしない ・パンツが汚れてもすぐに教えてくれない |
まだパンツが汚れても気にならない子は、この方法だとトイトレはなかなか進みません。
繊細な子でも、漏らしてしまったことに罪悪感を強く感じてしまう子には向かないでしょう。
反対に、繊細でパンツが汚れてしまうのが気になる子には合っている方法だといえます。
1度試してみて、自分の子が合っているか確認してみるのもよいでしょう。
いきなりパンツに必要なものは?
急にパンツを履かせる方法に必要なものは、以下のとおりです。
- 布製のパンツ
- お掃除グッズ
- トイレの補助グッズ
- 防水シーツ
トイトレをサポートするアイテムと、失敗してしまったときのためのアイテムをあわせて準備しておきます。
布製のパンツ
オムツの代わりに履かせるパンツを準備しましょう。
普通のパンツでもOKですが、股の部分が層になっているトレーニングパンツもおすすめです。
トレーニングパンツは生地が厚いため、少し漏らしたくらいなら床までは濡れません。
ベビー用品店などで3枚千円程度で買えるものもあるので、洗い替えで4〜8枚ほど用意しておきましょう。
わたしの場合は、自宅に乾燥機があったので5枚だけ準備しました。
子どもに好きなデザインを選ばせてあげると、オムツよりも履きたがるようになりましたよ。
お掃除グッズ
失敗してしまったときのために、お掃除グッズも準備しましょう。
一般的には、雑巾やアルコール除菌スプレー、洋服を洗うための洗剤などが必要になります。
実際に使用していたのは、大判のおしり拭きとペットシートです。
コストコなどで購入できるKIRKLANDのおしり拭きは、厚手で大判なので1枚でしっかりと拭けて使い勝手がよかったです。
ペットシートは吸水性が高いので、濡れた場所を拭いたり、ソファーが濡れたら挟んで吸水させておいたりと活躍しました。
トイトレが終わったあとも、たまにするおねしょや嘔吐の処理などにも使用しています。
トイレの補助グッズ
子どもがトイレを使うときに助けてくれる、補助アイテムもあると便利です。
便座に落ちないようにする補助便座や、上り下りするための踏み台を準備します。
別々でも、一体型でも自宅のトイレの広さなどを考慮して選びましょう。
以下の記事で、補助便座や踏み台について詳しく解説しています。
踏み台は、座ったときに足がついてしっかり踏ん張れる高さのものを選びました。
リッチェルの踏み台は、高さが25cmありながらも二段階なので、登りやすく安定性がありました。
折りたたみはできませんが、2歳でもしっかり足がついて踏ん張れていたため、とても重宝しました。
以下の記事でも、補助便座や踏み台について詳しく解説しているので、参考にしてください。
防水シーツ
万が一、夜中に漏らしてしまったときのために防水シーツがあると安心です。
防水シーツを敷いていれば、漏らすたびに敷布団やマットレスを洗わなくてもよいので手間が省けます。
全面に敷くタイプ、子どものスペースにだけ敷くタイプがあるので、寝具に合ったものを選びましょう
メリット | デメリット | |
---|---|---|
全面に敷くタイプ | ・ずれにくい ・どこで漏らしても安心 | ・付け外しが面倒くさい ・大きくて洗うのが大変 |
子どものスペースにだけ敷くタイプ | ・洗いやすい ・設置しやすい | ・ずれやすい ・敷いてない場所で漏らす場合もある |
わたしは、最初子どもの寝るスペースにだけ敷けるタイプを使いましたが、途中から全面タイプに切り替えました。
マットレスの場合、ボックスタイプの防水シーツは寝ているときにコロコロと転がっても、ずれにくいのでおすすめです。
実際にいきなりパンツをしてみた人の悪い口コミ
実際にしてみた人の悪い口コミは、以下のとおりです。
- 漏らしそうで常にドキドキする
- 何回も失敗してしまう
漏らしそうで常にドキドキする
パンツをいきなり履かせてみたけど「怖い」「不安」という口コミが多く見られました。
濡れないオムツから、急にパンツにすると漏らすと床が汚れてしまうので不安ですよね。
わたしは、失敗してもダメージの少ない自宅からスタートして、慣れてきたら外出時もパンツの機会を増やしていきました。
お散歩、近くのショッピングモール、少し遠い公園など、だんだんとパンツを履いていける場所を増やしていくのも1つの方法です。
何回も失敗してしまう
パンツを履かせたけど「何度も漏らす」「漏らしすぎてキツい」という口コミも見られました。
オムツから急にパンツに変わったので、漏らしてしまうのは仕方のないこと。
根気よくこまめにトイレに誘ってみたり、できなかったときの声かけを意識してみたりと工夫が必要です。
しかし、トイトレの時期には個人差があるため、気持ちやタイミングに寄り添って進めましょう。
親がしんどいときには、一旦オムツに戻してみるのも良いかもしれません。
実際にいきなりパンツをしてみた人の良い口コミ
実際にしてみた人の良い口コミは、以下のとおりです。
- 朝までパンツで寝れた
- 徐々に成功するようになった
朝までパンツで寝れた
パンツを履かせて寝てみたら「朝まで漏らさなかった」という口コミも見られました。
おねしょ覚悟でパンツで寝てみたところ、漏らさずに一晩過ごせたというケースもあります。
成功した家庭のその大半が、子ども自らパンツで寝ると決めて実践している傾向にありました。
お気に入りのパンツを履いて寝たい、お友達がパンツで寝ているからなど理由はさまざまですが、自発的だと成功しやすいのかもしれません。
徐々に成功するようになった
最初は漏らしていたけど「徐々に成功するようになった」という口コミもありました。
やはり最初は何度も失敗していたという人が多かったですが、少しずつトイレに慣れていく子もいます。
1回でできた子は少なく、その子にあった声かけや誘導をして成功している印象です。
できなくても怒らずに励まし、成功したら褒めるなどやる気を無くさないようにするのが重要です。
いきなりパンツの実際の流れ
わたしが実践したときの流れは、以下のとおりです。
- 幼稚園のトイトレと一緒に自宅でも開始
- 布製のカーペットやマットをなくす
- 一緒に好きなパンツを購入
- お出かけのとき以外パンツで過ごす
- 完全にパンツのみで過ごすようになる
- 常にトイレで成功するようになる
わが家は、幼稚園のトイトレ始まったのをきっかけに、2歳半から自宅でもスタートしました。
オムツの段階で、おしっこ・うんちの事前報告はできていて、夜の排泄はしていませんでした。
成長スピードやできること・できないことに合わせて、柔軟に進めていきましょう。
①幼稚園のトイトレと一緒に自宅でも開始
幼稚園からトイトレスタートのお知らせがきたので、自宅でも始める決心をしました。
幼稚園や保育園のトイトレと一緒に始めると、お友達を見て「自分も頑張ろう」という気持ちが芽生える子もいます。
実際に、トイトレのお話を先生から聞いて帰ってきた日に「パンツ履きたい」とやる気がみなぎっていました。
さらに、幼稚園での様子なども先生と共有しながら進められるので、とても心強かったです。
②布製のカーペットやマットをなくす
漏らしても洗濯の手間や心のダメージが少なくて済むように、布製のカーペットやマットをなくしておきます。
リビングはジョイントマットを敷いていたため、わが家はブランケットやクッションを片付ける程度でした。
ジョイントマットは水分が染み込まずサッと拭けるので、清潔さを保てました。
何度も洗濯を回す手間を考えると、一時的に片付けておいたほうが断然ラクです。
③一緒に好きなパンツを購入
オムツの代わりに履くパンツを、一緒に買いに行きました。
わたしの子どもの場合、自分から「パンツ履きたい」と言ったので自分で好きな柄を選ばせました。
アカチャン本舗や西松屋、ベビザらスなどでトレーニングパンツを見つけました。
自分で選んだお気に入りのパンツで、より積極的に履きたがるようになりました。
トレーニングパンツにもキャラクターものや恐竜やリボンなどのモチーフ柄など、たくさん種類がありました。
④お出かけのとき以外パンツで過ごす
まずは、幼稚園と自宅のみパンツで過ごします。
おしっこは2〜3回失敗したあと、すぐにトイレで成功するようになりましたが、うんちは時間がかかりました。
うんちをするときのみオムツに履き替える、オムツに履き替えてトイレに座って用を足すというやり方がしばらく続きます。
ある日、便意を教えてくれたタイミングで「トイレに座ってみようか?」と声かけをして、座ってみるとすんなりできました。
本人も嬉しかったようで、この日から自宅でオムツは使わなくなりました。
⑤完全にパンツで過ごす
自宅でオムツが完全に取れたあとは、お出かけするときもパンツに挑戦します。
まずは近場でのお散歩、次は車でショッピングモール、少し遠くの公園と徐々にお外でパンツの時間を増やしていきました。
おしっこもうんちも何度か失敗しましたが、着替えやビニール袋、おしり拭きを準備しておけば大丈夫です。
早めに教えてくれるようになったり、我慢できる時間が長くなったりと、だんだん余裕がでてきました。
⑥常にトイレで成功するようになる
わたしの子どもは、だいたい2ヶ月ほどで完全にトイレをマスターしました。
小さな失敗はありますが、3歳になった今では大人の補助なしで1人でトイレができます。
進め方や、習得するスピードには個人差がありますが、体感的には思っていたよりスムーズで早かったように感じます。
わが家の場合、初めからパンツを履かせる方法が合っていたのでしょう。
トイレトレーニングをいきなりパンツで成功させるポイント
初めからパンツを履かせる方法で、トイトレを成功させるポイントは以下のとおりです。
- お気に入りのお兄さん・お姉さんパンツ
- できたら褒める、失敗したとしても怒らない
- 焦らずに子どものペースに合わせる
お気に入りのお兄さん・お姉さんパンツ
トイトレでは、お気に入りのアイテムを使うことをおすすめします。
自分で選んだパンツを用意することで、履きたいという気持ちが湧いてきます。
補助便座も好きなキャラクターやモチーフにすると、自然とトイレに行きたがるようになるでしょう。
わたしは、パンツも補助便座も子どもが好きなものを選ばせました。
できたら褒める、失敗したとしても怒らない
事前に知らせてくれたら褒める、トイレに座れたら褒める、おしっこができたら褒める。
このように、小さな進歩を褒めることで、自信が蓄積されて成功につながります。
もしできなくても、ただ叱ってしまうのはよくありません。
「漏らしちゃったね、次は教えてくれるとママはとっても嬉しいよ」などと声かけをするとよいでしょう。
わたしも、できなかったときに叱りそうになりましたが、やる気を出すためにポジティブな声かけを心がけました。
焦らずに子どものペースに合わせる
トイトレを始めるタイミングも、進めるペースも子どもの成長や気持ちに合わせましょう。
心や体の成長スピードや、周りの環境によって1人1人気持ちが異なります。
自分からトイレに挑戦したいという子もいれば、なかなかしたがらない子もいます。
ママやパパは、トイトレをスタートするきっかけを作ってあげたり、過程をサポートしてあげたりするとよいでしょう。
子も親も無理をせずに、トイトレを進められるとよいですね。
いきなりパンツでおこなうトイレトレーニングまとめ
この記事では、トイトレでいきなりパンツを履かせる方法について、以下のことを解説しました。
- 子どもによって向き不向きがある
- スムーズに進めるために必要なものを準備する
- 口コミはメリットデメリット半々くらい
- 成功のポイントは自信とやる気をサポートすること
どんなトイトレの方法にも、その子によって合うもの合わないものがあります。
成功するためには、無理に進めるのではなく、ポジティブにサポートしてあげることが大切です。
トイトレは子どもだけでなく、ママやパパも大変ですが、乗り越えると子育てが一段階グッとラクになります。
子も親もやる気のあるタイミングで、スムーズにトイレに移行していけるとよいですね。