- ベビーサインを使った人の口コミ
- ベビーサインが赤ちゃんに与える影響
- ベビーサインの使用時期や習得方法
- ベビーサインを使うときの注意点
子どもと意思疎通ができるならベビーサインを使ってみたいけど悪い噂が気になる・・・。
まだ話せない赤ちゃんとコミュニケーションをとるためのベビーサイン。
意思疎通ができるようになる一方で、よくない噂もあり、使うかどうかを迷っている方も多いようです。
この記事では、実際にベビーサインを使った人の口コミや赤ちゃんへの影響、さらに使用時期などを解説します。
ベビーサインの習得方法や注意点もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ベビーサインで後悔してる人の悪い口コミ
実際にベビーサインを使ってみたけど後悔している人の口コミはこちらです。
- 発語が遅いように感じた
- 周りに怖いと思われてしまった
- 食事中は顔が汚れてしまった
- ほかの子と比較してしまった
発語が遅いように感じた
ベビーサインでコミュニケーションがとれていても、「発語が遅い」と感じたという口コミを見つけました。
子どもの発達スピードには個人差がかなりあるため、発語がとても早い子もいればゆっくりの子もいます。
ベビーサインを取り入れていても早く言葉に移行した子もいるため、実際のところ発語の時期には関係なさそうです。
お子さんの発語の時期がゆっくりめなので、それまでの間に積極的にベビーサインを使用するママもいるため、子どもとの意思疎通のツールとして役に立っています。
私も簡単なベビーサインをいくつか使っていて、子どもは1歳半ごろから発語し始めたので、特に発語が遅いとは感じませんでした。
周りに怖いと思われてしまった
ベビーサインを知らない人からすると「少し怖い」と勘違いされてしまうケースもあります。
赤ちゃんが手の動きでコミュニケーションをとっていることに少し違和感を感じる人もいるようです。
また、手の動きが一見手話のようなので、耳が聞こえないと思われた人もいました。
感じ方は人それぞれなので、周りの目を気にしすぎてしまう人は使わないほうがよいでしょう。
私はあまり人の目は気にしませんでしたし、家族も自然と使っていたので特に問題ありませんでした。
食事中は顔が汚れてしまった
ベビーサインのなかには、顔や頭に手を当てるサインがあります。
うっかり食事中にベビーサインをしてしまい、汚れた手で頭や顔に触れてしまって大変だったという人もいました。
離乳食期(特につかみ食べの時期)には、お顔や頭が汚れてしまうことは覚悟しておいたほうがよさそうです。
食事中は頭や顔を触らないベビーサインを使っていたつもりでしたが、実際にはひどく汚れてしまったことがありました・・・。
ほかの子と比較してしまった
当然ですが、すべての赤ちゃんにベビーサインが万能というわけではありません。
なかには「なかなかコミュニケーションが取れない」「1つのサインしかできない」といった声も見られました。
赤ちゃんによって合う合わないがあり、始める時期によってサインができるようになるまでに時間がかかる子もいます。
ベビーサインは必ずできないといけないものではないので、周りの子と比べずにゆっくりと進めていくとよいでしょう。
わたしはすべての意思疎通をベビーサインでとるのではなく、子どものお世話に必要なものを中心に、毎日少しずつ使って生活に取り入れていきました。
ベビーサインで後悔していない人の良い口コミ
実際にベビーサインを使ってみてよかったと感じた人の口コミはこちらです。
- コミュニケーションが取れてうれしかった
- 手指の使い方がうまくなった
- ベビーサインをする姿がかわいい
- 逆にやらないで後悔している
コミュニケーションが取れてうれしかった
なんといっても、1番の魅力はまだ話せない子どもとコミュニケーションがとれることでしょう。
「おいしい」や「かなしい」などの気持ちや、「おむつ」や「ごはん」などのお世話に必要な言葉が伝わると嬉しいですよね。
なかなか意思疎通ができない時期は、コミュニケーションがスムーズにとれないことが多く育児のストレスが溜まってしまいます・・・。
子どもとコミュニケーションが少しとれるようになっただけで、育児をより楽しめるようになります。
私もお世話で使う言葉が伝わるようになっただけで朝の準備がスムーズになったので嬉しかったです。
手指の使い方がうまくなった
ベビーサインによって「手指の使い方がうまくなった」という声もありました。
基本的に手の動きで言葉を伝えるので、ベビーサインは手指の発達にもよいといわれています。
最初はできなかった動作も、だんだんできるようになっていく子が多いようです。
私の子どもも、親のマネをしながら徐々にいろいろな手の動きを覚えていきました。
ベビーサインをする姿がかわいい
「ベビーサインをしている姿がかわいい」という声も多かったです。
間違っていたり完璧にできていなかったりしても、わが子が一生懸命しようとしている姿はかわいいですよね。
かわいいと思えるくらい、ママやパパが余裕を持って教えられるとよいのかもしれません。
実際に教えた動作とは違う動きをしていてもすごくかわいいです。私もいちいち動画を撮っていたのを覚えています。
逆にやらないで後悔している
「ベビーサインをやらなくて後悔している」という声もありました。
子どもが話せるようになったあとにベビーサインを知ったパパやママのなかには、ベビーサインをやればよかったと感じている人もいるようです。
「イヤ」なことを伝える手段がなくバシバシ叩いてしまう、まだ食べたいのかいらないのかわからないなど、意思疎通できていればと思う場面はたくさんありますよね。
完璧に使いこなさなくても、1度ゆるく取り入れていくつかベビーサインを使ってみるのもよいでしょう。
私も「もっと」「おむつ」「ごはん」などの、必要最低限のサインからゆるく取り入れました。
ベビーサインが悪影響とされる理由は?
「言葉を覚えるのが遅くなる」「違う動作で覚えてしまった」「周りと比べて叱ってしまう」など様々なデメリットも噂されているベビーサイン。
しかし「発語が遅くなる」という噂に関して根拠はなく、赤ちゃんの個人差によるものだと考えられるため悪影響とは言いきれません。
また、子どもが教えたサインと違う動作で覚えても、できている子どもと比べて叱ってはいけません。
ベビーサイン自体が子どもも親もストレスになるようであれば、むしろ使わない方がよいでしょう。
楽しみながら、ゆっくりと子どものペースに合わせて取り入れられるようになるとよいですね。
ベビーサインが良い影響を与える理由は?
「親子の意思疎通ができてストレスが軽減される」という良い印象を持っているママパパも多いベビーサイン。
「一般社団法人 日本ベビーサイン協会」の研究結果によると、発語が始まる時期に影響しないほか「語彙力が高まる」「長い文を話せる」などの良い影響があるという研究結果も発表されています。
ベビーサインを使って育った子どもは、そうでなかった子どもと比べると、24ヶ月の時点で、より長い文章で話すことができた。
引用元:一般社団法人 日本ベビーサイン協会
ベビーサインを教えることで、 話し言葉が遅れることはない
引用元:一般社団法人 日本ベビーサイン協会
コミュニケーションが少しでも円滑にとれて、穏やかに過ごせることで親にも子どもにも精神面なメリットは大きいでしょう。
実際に、少し意思疎通ができるようになるだけでも子どもと過ごす時間は何倍も楽になり心に余裕が生まれました。
ベビーサインはいつからいつまで使える?
ベビーサインは、だいたいいつ頃まで使えるのでしょうか?
使い始める時期と使わなくなる時期について詳しく解説していきます。
ベビーサインは6〜7ヶ月ごろからスタート
赤ちゃんの発達スピードによって異なりますが、ベビーサインができるようになるのはお座りができるようになる5〜8ヶ月ごろからです。
身体の動かし方を少しずつ理解し始め、パパやママの動きにも興味を示し反応してくれるようになります。
始める時期に決まりはないので、赤ちゃんが反応してくれるまでに時間はかかりますが、もっと早い時期からスタートするのもよいでしょう。
早い時期に始めると2〜3ヶ月ほど、1歳を過ぎてからであれば1〜2週間ほどでできるようになることが多いようです。
日常的に使うことが多い言葉から取り入れて、少しずつ教えていくとよいでしょう。
私は生後7か月ごろからなんとなく教え始めて、子どもは11ヶ月になるころに「ごはん」「ミルク」「ねんね」をマスターしました。
話せるようになるくらいまで
いつまでベビーサインを使うべきという明確な決まりはありませんが、発語が増えてくる1歳半〜2歳ごろまで使っていることが多いようです。
いきなりすべて使わなくなるわけではなく、覚えた言葉から使わなくなっていきます。
こちらは、わたしの子どもの6ヶ月〜2歳半までの、ベビーサインから言葉への移り変わりを表したグラフです。
わたしの子どもは、サインを覚え始めたのと同じくらいの時期から少しずつ発語が始まっていきました。
発語は始まっていましたが、爆発的に言葉が増えたのはやはり1歳半くらいからだったので、そこから徐々に言葉との数が逆転していきました。
焦らずに、子どもの成長に合わせて親も少しづつ言葉に移行していけると良いですね。
実際に便利だったベビーサイン3選
わたしが実際に使っていて便利だったベビーサインを、3つご紹介します。
主に、日常生活のお世話で使う言葉がとても役に立ちました。
1:おっぱい・ミルク
片方の手をゆっくりとグー・パーと繰り返します。
授乳の時間になったときや、泣いているときに使っていました。
使い続けていると、子どもの方からミルクが飲みたくなってらグー・パーしてくるようになりました。
泣いているときも、お腹が空いてるんだと分かったのでとても助かりました。
2:もっと
指先をすぼませて、くっつけたり離したりします。
もっとごはんやミルクが欲しいかや、公園や児童館でもっと遊びたいかなどを聞くときに使っていました。
「おわり」のサインも同じ時期に教えてあげると、セットで使えるのでおすすめです。
3:ねんね
手と手を合わせて、どちらかのほっぺたにくっつけます。
寝室へ行くときや、眠たそうなときに、こちらのポーズをしながら「ねんね?」と聞き続けていました。
すると、自分から知らせてくれるようになり、眠たくてぐずることが減りました。
大人も覚えやすいサインを使い、日常的に継続して教えられると子どもも覚えやすくなります。
ベビーサインの習得方法は?
まず、パパやママがベビーサインを習得するには、以下の2つの方法があります。
- ベビーサイン講座
- 独学
講座にも独学にもそれぞれに良い点があるため、自分に合ったやり方で習得するとよいでしょう。
ベビーサイン講座
日本ベビーサイン協会が開催するベビーサイン講座は、全国各地の教室またはオンラインで手軽に受講できます。
「〜6ヶ月」「6〜24ヶ月」「18ヶ月〜」と月齢で3つのクラスに分かれており、赤ちゃんの成長に合わせた内容をしっかりと学べます。
料金は、地域に教室によって異なりますが1回4,400~6,600円(教材費込み)です。
有料の体験教室も全国各地で開かれており、住んでいる地域の教室を公式サイトから検索できます。
無料の体験教室は、全国のベビザらスやトイザらスで開催しているので講座を受ける前に参加してみるのもよいでしょう。
独学
本を読んで勉強したり、最近ではやり方がアップされているYouTubeを見たりして、独学でベビーサインを始める方も多くなっています。
独学の場合には「正しい情報なのか」「自分に合っているのか」をしっかりと見極めて学んでいきましょう。
わたしは、まず本で概要や基本動作を学んだあと、YouTubeで必要なサインを勉強しました。
ベビーサインを使う際の注意点
ベビーサインを使うときの注意点は以下の3点です。
- 焦らず自然に取り入れる
- 1度決めたら変更しない
- サインに頼りすぎない
焦らず自然に取り入れる
子どもに早くベビーサインを覚えてほしい気持ちはあると思いますが、あせりは禁物です。
1〜2日で習得できるものではなく、1歳を過ぎていても1〜2週間ほど、月齢が低いと何ヶ月も教え続けなければ覚えられません。
動きを間違えても叱ったりやめてしまったりせず、気長に教えてあげましょう。
わたしの子どもは、4ヶ月間ほどのんびりと教えていたら急にできるようになっていました。
1度決めたら変更しない
1度使い始めたサインは、違う動きに変えないようにしましょう。
同じ意味の言葉にいくつも違う動作が混じってしまうと、子どもは覚えられません。
わたしは、自分も覚えやすい動作のものを積極的に使うようにしていました。
サインに頼りすぎない
ベビーサインに頼りすぎて、無言でコミュニケーションをとらないようにしましょう。
普段話しかけている言葉に動きを付け加えるイメージで、自然と取り入れられるとよいですね。
わたしも無言で動作を行うのではなく、普段話す言葉と一緒に取り入れていました。
ベビーサイン後悔してる?まとめ
本記事では、ベビーサインついて以下のことを解説しました。
- ベビーサインは発語に影響はない(根拠あり)
- 使う時期は5〜8ヶ月ごろから発語が始まるころまで
- ベビーサインは講座でも独学でも学べる
- 教えるときには赤ちゃんのペースで無理なく取り入れる
日々、意思疎通ができない子どもと接していると、知らない間にストレスが溜まってしまうこともあります。
子どもとのコミュニケーションツールの1つとして、気軽に取り入れてみてもいいかもしれませんね。
興味のある方は、ぜひ取り入れてみて下さいね。