- シリコン粘土のメリット・デメリット
- 実際に使用した人の口コミ
- よく売られている粘土の特徴を比較
- EDISONのシリコン粘土について
- 100均や子ども用品店で買える?
シリコンででできている粘土ってよさそうだけど、悪い点ってあるの?
子どもに粘土を買うとき、いろいろな種類のなかから、シリコンの粘土を選ぶパパやママが増えてきています。
購入するにあたって、良い点も悪い点も気になりますよね。
この記事では、シリコン粘土を使うメリットとデメリット、さらに口コミを紹介します。
人気のあるEDISONのシリコン粘土についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
実際に、購入して使ってみたわたしと子どもの感想も書いているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
シリコン粘土のデメリット
シリコンの粘土を使うデメリットは、以下のとおりです。
- 床やテーブルにつくと落としにくい
- 固いからこねにくい
- 色が混ざる
- ゆっくりと潰れる
- 焼いたら光沢がでる
床やテーブルにつくと落としにくい
手につきにくい一方で、床やテーブルについてしまうと落としにくいのが悪い点です。
写真のような、油っぽさがなかなか取れず落とすのに苦戦しました・・・。
この件は、EDISONシリコン粘土の箱の裏にも注意書きされています。
粘土に配合されているシリコンオイルの特性上、床などに付着すると滑りやすくなるおそれがあります。必ずお遊びマットやねんど板の上でご使用ください。
EDISON シリコン粘土パッケージより
遊ぶときには、必ずマットの上で遊ぶようにするとよいでしょう。
固いからこねにくい
1番初めは、チューインガムが固くなったような感触で、こねにくく力がいります。
対象年齢は3歳からとなっていますが、ある程度こねてあげないと遊べません。
大きい塊のままでは固いので、小さくちぎってあげると小さい子どもでも扱いやすくなります。
3歳半の息子もなかなかこねられなかったため、最初はわたしがこねてあげました。
色が混ざる
手にはつきにくいですが、粘土同士は1度くっつくとなかなか取るのが大変です。
こねると色もしっかりと混ざるので、色を混ぜたくないときには注意して扱いましょう。
逆に、粘土同士を混ぜていろんな色を作りたいという子にはピッタリですよ。
色が混ざってしまった場合でも、買い足し用の粘土を購入すればよいので安心です。
ゆっくりと潰れる
形を作って焼かずに置いておくと、時間が経つにつれて粘土自体の重さでゆっくりと潰れます。
ちゃんと粘土をこねることで、潰れにくくなるようです。
また、加熱しているときにも形によっては潰れていく場合もあります。
平坦なものやならある程度の立体は大丈夫ですが、細かいデザインを作り込むのは難しいようです。
小さい子どもが作る作品には問題ないでしょう。
実際に粘土をいくつか重ねた「たまごのお寿司」は焼くと、斜めに潰れてしまいました。
焼いたら光沢がでる
オーブンやホットプレートで焼くことで固まり、作品やおもちゃとして楽しめます。
しかし、熱を加えるとツヤツヤするため、光沢をだしたくない作品には不向きでしょう。
実際に焼いてみると、光沢がでることできれいに見えたり、焼きあがったあとのプニプニとした触り心地が子どもには好評でした。
ニスを塗ってツヤ出しをする必要がないのは、手間が省けてよいですね。
シリコン粘土のメリット
シリコンの粘土を使うメリットは以下のとおりです。
- 乾かないので急がなくてよい
- 手が汚れにくい
- いろんな形を作れる
- めずらしい色もある
- アレルギーがあっても安心
- 焼いたあとは水の中でも遊べる
乾かないので急がなくてよい
シリコンの粘土は、とくに保存方法に気をつけなくても、乾いて固まるということはありません。
ほかの素材の粘土は、空気に触れるとだんだん固まるため、使えなくなりますよね。
シリコンの粘土は、密閉容器に入れておかなくても、乾いてカチカチになることはありません。
そのため、乾燥による買い替えが不要なので、長い目で見るとコスパがよいといえます。
実際に、子どもがゆっくり型抜きをしていても固まることはありませんでした。
手が汚れにくい
ほかの素材の粘土に比べて、ベタベタせず手が汚れにくいのが特徴です。
ほかの素材の粘土は、ベタベタするものも多く、それだけで遊ばせるのが億劫になりますよね。
とくに子どもが小さいうちは、少し目を離した隙にいろいろなところを触るため、手が汚れないのは嬉しいポイントです。
いろんな形を作れる
粘土同士粘着力が高いため、子どもでもいろんな形を作れます。
小麦粘土に比べると固めなので、少し細かいデザインのキャラクターやアクセサリーなども作成できます。
EDISONのシリコン粘土には、ヘラやローラーなどの工具や作り方の見本も付いているセットもあるので、初めは参考にするとよいでしょう。
SNSには、細かいデザインの作品がアップされています。
鮮やかでめずらしい色もある
色鮮やかなカラーバリエーションの豊富さも魅力です。
高発色できれいな色の粘土は、子どももワクワクしながら遊んでくれます。
また、粘土にはめずらしい「光るねんど(蓄光色)」もあるので、形を作ったあともより楽しめます。
やさしい光り方なので、焼いたあとおもちゃとして寝室に持って行っても、寝かしつけのジャマになりません。
蓄光色の粘土は、ほかの色が混ざってしまうと光らなくなるので注意しましょう。
アレルギーがあっても安心
シリコンは、アレルギー反応が少ないので安全に使用できます。
医療現場や哺乳瓶にも使われていて、小さな子どもが飲み込んでも体内には吸収されません。
油粘土や紙粘土、小麦粘土などはアレルギー反応を起こす可能性もあるため、心配な方はシリコンの粘土を選ぶと安心でしょう。
わたしも油粘土を触っていると湿疹が出てくるため、アレルギー反応がでない素材の粘土は嬉しいですね。
焼いたあとは水の中でも遊べる
熱を加えると、固まって撥水性・耐水性が高まり、お風呂やプールで遊べるようになります。
プニプニとした触り心地で、ゴム製のおもちゃのようなイメージで、水につけても溶け出すことはありません。
「水の中に入れて遊べる」ということだけでも、子どもは特別感がありとっても喜びました。
1度焼くと固まるため、ちぎったり伸ばしたり、形を変えることはできなくなります。
シリコン粘土の悪い口コミ
シリコンの粘土の悪い口コミは以下のとおりです。
- 床がツルツルになる
- 固いからこねにくい
- 値段が高い
床がツルツルになる
「フローリングがツルツルになる」という口コミも多く見られました。
床に粘土がついてしまうと、含まれているオイルのせいで滑りやすくなり、拭いてもなかなかとれなくなります。
油汚れと同じなので、濡らした雑巾と乾いた雑巾で繰り返し拭くか、キッチンの油汚れ専用の洗剤で地道に掃除するしかありません。
目を離した隙に、子どもが粘土を床に落とさないように気をつけましょう・・・。
固いからこねにくい
「固いからこねにくい」という声も上がっています。
小麦粘土は柔らかいので子どもだけで使えますが、シリコンの粘土はそうもいきません。
使い始めは大人がこねてあげる必要がありますが、3歳半の子どもでも遊べました。
遊んでいるうちに、子どももコツをつかんだり力がついてきたりするので、1人でも遊べるようになるでしょう。
値段が高い
「値段が高い」という口コミも何件かみられました。
さまざまなメーカーから販売されていますが、型抜きやお道具とのセット価格は2,000円〜4,000円ほどです。
お米粘土や小麦粘土は大体700円〜1,500円なので、少し高く感じるのかもしれません。
しかし、シリコンの粘土は時間が経つと、乾燥して使えなくなることがないので長い目で見るとコスパはよいでしょう。
型抜きやヘラなどが自宅にある場合は、粘土のみ購入もおすすめです。
シリコン粘土の良い口コミ
シリコンの粘土の良い口コミは以下のとおりです。
- ポロポロ落ちにくい
- 臭くない
- 乾燥やカビでダメにならない
- 焼くと固まる
ポロポロ落ちにくい
「ポロポロと床に落ちにくくてよい」という口コミも、多くみられました。
粘土で遊んでいると、気をつけていても細かいクズが床に落ちて後片付けが大変になります。
一方で、シリコンの粘土はポロポロすることがなく床掃除の必要がありません。
あの細かい粘土のポロポロを拾わなくて済むだけでも、ストレスフリーですよね。
臭くない
「臭くない」という声も上がっていました。
購入するときに独特な臭いがするかと思いきや、開封してみると全然臭くなかったという方が多かったようです。
実際に、EDISONのシリコン粘土を嗅いでみましたが、全く臭くないため粘土のニオイが気になる人は試していただきたいです。
乾燥やカビでダメにならない
「乾燥で固まらない」「カビでダメにならない」という口コミも、多くみられました。
粘土にカビが生えてしまう原因は、粘土に含まれる水分や手についている汚れなどです。
小麦粘土やお米粘土などは食品が原材料のため、栄養豊富でカビが増殖しやすい環境になっています。
一方で、EDISONのシリコン粘土は、抗菌剤が配合されていて、カビが生えにくく長期保存にも向いています。
乾燥やカビのことを考えると、シリコンの粘土を選んでおくと安心でしょう。
焼くと固まる
形を作ってからオーブンやホットプレートで10〜15分ほど焼くと固まります。
プニプニとしたゴム製のおもちゃのようになるので、子どもはとても喜ぶでしょう。
わたしの子どもは、作った作品をお風呂に持って行って、並べて遊んでいました。
シリコン粘土・油粘土・紙粘土・小麦粘土の違い
よく使用されている、4種類の粘土を比べてみました。
シリコン粘土 | 油粘土 | 紙粘土 | 穀物粘土 | |
---|---|---|---|---|
主原料 | シリコン | 土 | 紙・パルプ | 小麦(米粉)・塩・水 |
硬化 | 加熱 | × | 乾燥 | 乾燥 |
カラー | 色付きが多い | × | 絵の具を混ぜる 乾燥してから塗る | 色付きが多い |
紙粘土や穀物粘土は、乾燥してくると固まるのが特徴です。
長期保存すると乾燥でカチカチになり、もう一度使えなくなります。
油粘土は、そもそも固まらないため作品を作ったあとの保存には向きません。
子どもは、いきなり「粘土遊びがしたい!」と粘土を忘れた頃に引っ張り出してきたり、作品を残したいということがあります。
その点シリコンの粘土は、放置していても繰り返し使えて、加熱することで硬化でき作品を残せます。
さまざまな面で、子どもも大人も嬉しいのではないでしょうか。
EDISONシリコン粘土(4色+1 基本色2セット)の概要
ベビー用品にも使われている素材で作られているので、安心して遊べるシリコン粘土。
なめらかで置いておいても固まらず、ポロポロ落ちにくいためお部屋も汚れにくいのが嬉しいポイントです。
密閉保存しなくても乾燥して使えなくなることがないため、いつでも柔らかい状態で使えます。
焼くとゴムのように固まって、作品を保存できたり、お風呂・プールなどに入れてもOKです。
4色+1色セットですが、粘土同士を混ぜればさまざまな色を作って楽しめます。
商品名 | シリコンねんど4色+1 基本色2セット |
---|---|
対象年齢 | 3歳ごろ~ |
セット内容 | 粘土(ピンク・みどり・紫・蓄光+くろ) 粘土焼き専用シート |
材質 | 附属品:ポリプロピレン ねんど:シリコーン、食用顔料、抗菌剤、シリコーンオイル |
4色セットのほかにも、6色セットやケーキ屋さんセットなどいろいろなセットがあります。
安全性
シリコンは、小さな赤ちゃんが使う哺乳瓶やおしゃぶりなどにも使われていて、安全性が高く安心して子どもに与えられる素材です。
EDISONのシリコン粘土は以下の、アメリカ・ヨーロッパなどのさまざまな機関の安全基準も満たしています。
- CE (欧州法律適合証明)
- SIAA (一般社団法人抗菌製品技術協議会)
- FDA (アメリカ食品医薬品局)
- SGS RoHS (特定有害物質使用制限認証)
抗菌加工もされているため、カビの原因となる菌の繁殖も防げます。
遊び方
実際に、自宅で3歳児と一緒に「シリコンねんど 4色+1 基本色2セット」を使って遊んでみました。
3歳児には最初粘土が固めだったので、わたしがこねてから渡してあげます。
①伸ばす
伸ばし棒を使って、平たく伸ばしたり丸めたりを繰り返して遊びます。
最初は力がいるので難しそうでしたが、コツをつかんでからは子ども1人で伸ばせるようになりました。
②切る
お道具のナイフで、粘土を切って遊びます。
ナイフにも手にも粘土がこびりつかないので、スムーズに何度も切れて楽しそうでした。
③型抜き
100均のクッキー型を使って、型抜きもチャレンジしました。
丸や星の形だけでなく、うさぎやクマなどの変わった型でも、きれいに型抜きできました。
④形を作る
色を組み合わせて、いろいろなデザイン作りに挑戦します。
今回は、ミッフィー・クマさん・お寿司(たまご、いくら、マグロ)を作りました。
固めなので細かいパーツも形がきまりやすく、短時間で作品が完成できました。
⑤色を混ぜる
少量ずつ違う色の粘土を合わせて、いろいろな色を作りました。
こね始めるとすぐに色が混ざり始め、しっかりときれいな色になりましたよ。
⑥焼いてリビング・お風呂で遊ぶ
作った作品を、オーブンで200Wで15分焼きます。
作品の厚みによって、様子を見ながら時間を調整しました。
焼きあがって数分冷ますと、ひっくり返しても触っても取れずちゃんと固まっていました。
ガチャガチャでよくあるミニフィギュアのような感触で、ちゃんとしたおもちゃになります。
シリコン粘土は100均や西松屋などでも買える?
実際に、ダイソー・セリア・西松屋・アカチャンホンポなどの店舗を調査しました。
ダイソー | セリア | 西松屋 | アカチャンホンポ |
---|---|---|---|
× | × | × | × |
店頭には紙粘土や油粘土、小麦粘土が並んでいましたが、シリコンの粘土はすべてのお店で確認できませんでした。
各ショップのオンラインストアでも見つけられませんでした。
楽天市場やAmazon、ヨドバシカメラのオンラインストアなどで、販売を確認できました。
シリコン粘土を使うデメリットについてまとめ
この記事では、シリコンの粘土について以下の点を解説しました。
- 安全性が高い
- 乾かないから繰り返し長く使える
- 焼いたあとは水の中でも遊べる
- 固いからこねてあげる必要がある
- 床に落とすとツルツル滑る
安心して子どもに与えられて、楽しく遊べるシリコン粘土。
デメリットの部分で、気をつけないといけないことはありますが、汚れにくく長期間使える点は大きなメリットといえるのではないでしょうか。
粘土遊びが好きなお子さまに、ぜひシリコンの粘土を検討してみてください。