毛穴詰まりやいちご鼻の解消に効果的と話題の「ワセリンパック」ですが、かえって悪化したと後悔する声もよく聞きます。
そこで本記事では、ワセリンパックによる毛穴ケア効果の有無と、鼻の黒ずみをとる正しい方法をご紹介します。
- ワセリンパックで後悔した理由は?
- ワセリンの毛穴ケアが向いている人は?
- ワセリンパックのやり方は?
- 鼻の黒ずみをとる正しい方法は?
本記事では、このような疑問にお答えします。
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ワセリンパックで後悔したという声が多い理由
ワセリンパックによる毛穴ケアは効果があったという声が一部ある一方で、「逆効果だった」と後悔する声も多く見られます。
実際に試してみて後悔している方の意見として多いのは次のものです。
- 特に効果がなかった
- 余計に毛穴が詰まった
- ニキビが悪化した
実はワセリンパックが効く人と効かない人に分かれるのは、肌質が大きく関係しています。
肌質によっては効果を感じられる方もいるので、ワセリンと自分の肌との相性を理解した上で、毛穴ケアに使うか判断しましょう。
ワセリンパックで後悔した人の口コミ
実際にワセリンパックをして後悔した人の口コミをいくつかご紹介します。
ワセリンでの角栓・毛穴ケアに向いている人
ワセリンでの角栓・毛穴ケアは、肌質によって向いている人と向いていない人に分かれます。
ワセリンの本来の効能
ワセリンは皮膚に薄い油の膜を作ることで、肌から水分が蒸発するのを防ぎ、皮膚を保護する役割があります。
そのため乾燥肌やアトピー性皮膚炎の保湿ケアとして使われるのが本来の使われ方です。
ワセリンでの毛穴ケアが向いている人
ワセリンでの毛穴ケアが向いているのは乾燥肌の人です。
乾燥肌の人はワセリンを使うことで皮膚の保護・保湿による乾燥対策になり、乾燥が引き起こすニキビや角栓が減り、毛穴ケア効果を感じる場合があります。
ただし塗りすぎは顔の油分バランスが崩れ肌トラブルの原因になるため、少量ずつ薄く付けるようにしましょう。
ワセリンでの毛穴ケアが向いていない人
脂性肌の人はワセリンでの毛穴ケアが逆効果に働く場合が多く向いていません。
ワセリンは油分のため、脂性肌の人が使うと油膜で毛穴が塞がってニキビの原因になったり、毛穴詰まりが悪化する恐れがあります。



ワセリンを使って後悔したという声も多く聞かれます…
ワセリンパックによる毛穴ケアは人気ですが、実践する前に自分が脂性肌でないか確認しましょう。
ワセリンを選ぶ際のポイント
ワセリンは石油から高純度に精製されたもので、肌に刺激となる不純物がほとんど含まれておらず、赤ちゃんでも安心して使えます。
純度が高いほど不純物が少なく低刺激で、純度は色で判別できます。
純度が低いものは薄い黄色、高いものは白色、より高いものは透明になっています。
敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方は、できるだけ純度が高いものを選びましょう。



顔に使う場合は白色ワセリンを使いましょう
ワセリンパックのやり方
毛穴詰まりに効果的と話題のワセリンパックの方法・手順をご紹介します。
- ワセリンを肌に塗ってなじませる
- ワセリンを塗った部分をラップで覆う
(+蒸しタオルをするのも効果的) - 5~10分時間をおく
- 洗顔をしてワセリンを洗い流す
ワセリンパックを行う際の1番のポイントは、ワセリンが肌に残らないようしっかり洗い流すことです。
特に脂性肌の方は、ワセリンがきちんと洗い流せていないと、かえって毛穴詰まりが悪化したり、ニキビができやすくなったりするので注意です。
洗い流す際は肌に負担がかからないようぬるま湯+たっぷりの泡で優しく洗い流しましょう。
なお、毛穴の黒ずみが気になる場合は、ワセリンを洗い流す前に綿棒で優しくなぞると、毛穴汚れが取れる場合があります。
ただし肌を強くこすりすぎると負担になりますので、1~2回軽くなぞる程度に留めましょう。
ワセリンパックは毛穴詰まりに効果的?
ワセリンは皮膚を油膜によって保護・保湿するもので、薬用成分や殺菌成分などは含まれていません。
そのためワセリン自体に毛穴詰まりや毛穴の黒ずみを解消させる効果や成分はありません。
一方で、ワセリンの油分が皮脂と同化したことで角栓が取れやすくなったと感じる方もいるようです。
ただし、ワセリンパックの後はワセリンをしっかり洗い流すのが鉄則ですが、残さず落とすのは結構大変。
落とし切れていない場合、特に脂性肌の人は肌トラブルの原因になるリスクが高くなります。
ワセリンでのスキンケアは逆効果の場合も
脂性肌以外の人でも、ワセリンでのケアによって次の肌トラブルの原因になる場合があります。
特に保湿目的で(洗い流さずに)使う場合に注意が必要です。
- 油焼け(色素沈着)
- ニキビの悪化
肌トラブルになってから後悔しないように、ワセリンをスキンケアに使う際の注意点を知っておくことが大切です。
ワセリンによる油焼け
顔にワセリンを塗った状態で紫外線を浴びると、油分が酸化して油焼け(肌の色素沈着)を引き起こす場合があります。
特に純度が低いワセリンは、紫外線によって油分が酸化しやすいため注意が必要です。
純度の低いワセリンを塗っている、大量のワセリンを塗っている、ワセリンを塗った後に紫外線を浴びた、などの条件が重なると、油焼けしやすくなります。



純度の高い白色ワセリンを少量薄く塗るようにしましょう
ワセリンによるニキビの悪化
顔にニキビができている状態でワセリンを使うと、ニキビが悪化してしまう場合があります。
ニキビの原因となるアクネ菌は空気の少ない環境で増殖する性質があるため、ワセリンによってニキビが覆われることでアクネ菌が増殖しやすくなります。
またニキビができている敏感な状態の肌に、純度の低いワセリンを使った場合、ワセリンの不純物によって炎症を起こしてしまうこともあります。
ワセリンを保湿目的で使う場合の注意点
ワセリンを洗い流さないで保湿目的として使う場合は、以下の3点を守るようにしましょう。
- 白色ワセリンを使う
- 少量を薄く塗る
- ニキビの上には塗らない
鼻の黒ずみをとる方法(毛穴詰まり・いちご鼻の正しいケア)
乾燥肌・脂性肌などの肌質関係なく、鼻の黒ずみをとる方法として有効なものをご紹介します。
毛穴詰まり、黒ずんだ角栓(いちご鼻*)に悩んでいる方は以下の4ステップをぜひ試してみてください。
*いちご鼻:皮脂や角質が長時間溜まって固まった角栓が酸化して黒ずむ現象で、毛穴詰まりがより悪化した状態のこと
- クレンジングでメイク汚れを落とす
- ホットタオルで顔を温めて毛穴を開く
- 優しく洗顔する
- しっかり保湿する
一見どれも簡単で、日頃からやっている方も多いかと思いますが、実はそれぞれに効果を最大限高めるポイントがあります。
①クレンジングでメイク汚れを落とす
まずはクレンジングでメイクを落とします。
クレンジングをする際、角栓を取るのにおすすめなのはオイルタイプかクリームタイプです。
オイルタイプとクリームタイプは油分が多いので、顔の皮脂となじみやすく、肌に負担が少なく角栓を取り除いてくれます。
またクレンジングの中で比較的洗浄力が高いため、ばっちりメイクや頑固な角栓に効果的です。
②ホットタオルで顔を温めて毛穴を開く
クレンジングの後は、洗顔前にホットタオルで顔を温めます。
ホットタオルの蒸気と熱で毛穴が開き、洗顔時に皮脂や角栓などの毛穴の汚れが取れやすくなる効果があります。
ホットタオルのやり方は、心地よいと感じる温度のホットタオルを1~3分ほど顔に当てるだけです。
- フェイスタオルを水でぬらして軽く絞る
- おしぼりのように巻いてラップで包む
- 電子レンジでチンする(500Wで30~1分ほど)
電子レンジでの加熱直後はとても熱くなる場合がありますので、手で適温を確認してから顔に当てましょう。
また冬場など、すぐにタオルの温度が冷めてしまうと感じる場合は、ホットタオルの上にラップを被せると冷めにくくなりますよ。
③優しく洗顔する
ホットタオルで皮脂や角栓を取りやすい状態にしたら、洗顔します。
洗顔はたっぷりの泡で優しくなでるように行いましょう。
ゴシゴシこするのは肌が刺激を感じてしまい余計に皮脂が分泌されてしまうのでNGです。
また洗浄力の高い酵素洗顔をスペシャルケアとして取り入れるのもおすすめですが、やりすぎは肌に負担がかかるため週1回程度にしましょう。



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④しっかり保湿する
洗顔後は時間を置かずにスキンケアを行い、しっかり保湿しましょう。
乾燥は皮脂の過剰分泌を招くだけでなく、角栓の形成も促進してしまいます。
そのため新たな角栓を作らないためには、乾燥対策として洗顔後にしっかり保湿することが重要です。
アイテムとしては化粧水、乳液(またはクリーム)はマストで使いましょう。
化粧水は肌に水分を与え、乳液・クリームは水分を肌に閉じ込めて保湿する役割があります。



メーカー推奨の使用量を付けましょう。乾燥が気になる場合は重ね塗りもおすすめです。
スキンケアの浸透を高めたいならホットタオルは洗顔前に
角栓対策にはクレンジングと洗顔の間にホットタオルをするのが効果的ですが、スキンケアの浸透を高めたい場合はクレンジング・洗顔の後にホットタオルをするのがおすすめです。
ホットタオルによって毛穴が開き血行が良くなっている状態でスキンケアを行うと、浸透力・保湿力が格段にアップします。



肌の状態に合わせてホットタオルの順番を変えてみてくださいね!
毛穴詰まり・いちご鼻を悪化させるケア
毛穴詰まりや角栓の黒ずみが気になるからといって、絶対にしてはいけないケアは次の2つです。
- 毛穴の角栓を指で押し出す
- 洗顔時にゴシゴシこする
これらは一時的にすっきりしたように見えても、肌が傷ついて症状がより悪化する原因になりますので要注意です。
毛穴の角栓を指で押し出す
毛穴の角栓が溜まって気になる場合でも、指で無理に押し出すことは絶対にNGです。
肌が傷ついて肌荒れの原因になったり、肌に負担がかかることで皮脂がもっと分泌されやすくなってしまいます。
どうしても毛穴の角栓が気になる場合は、角栓パックなどでケアをするようにしましょう。
ただし角栓パックもやりすぎると肌に負担がかかり炎症が起きてしまうため、多くても週1回程度とし、肌の様子を見ながら行うようにしましょう。
洗顔時にゴシゴシこする
洗顔の時にしっかり毛穴汚れを取ろうとしてゴシゴシこするのは、肌が刺激を感じてより皮脂を分泌してしまうのでNGです。
十分に泡立てた洗顔料で優しく洗うようにしましょう。
洗顔後はしっかりとすすぎ、タオルで拭くときは押し当てるようにして、ゴシゴシこすらないことがポイントです。
毛穴詰まり・いちご鼻を未然に防ぐ予防法
毛穴詰まり・いちご鼻を作らない・未然に防ぐための予防法は以下の3つです。
- 毛穴を埋める化粧品を使わない
- メイクはその日のうちにしっかり落とす
- 乾燥対策を徹底する
日頃からの細かい積み重ねが角栓予防につながります。
毛穴を埋める化粧品を使わない
毛穴を埋めるタイプの化粧下地やファンデーションは、メイクをすると毛穴が目立ちにくくなると人気です。
ですが、化粧が毛穴に入り込んでいるため、しっかりクレンジングをしないとメイク残りしやすいデメリットがあります。
クレンジングで落ち切らなかった汚れは、長時間にわたり毛穴に残り、メイクをするたびに蓄積していくため、毛穴詰まり・いちご鼻の原因になります。
毛穴を埋めるタイプの化粧品をなるべく使わないこと、使った場合は入念にクレンジングをすることが重要です。
メイクはその日のうちにしっかり落とす
メイクは長時間したままにすると毛穴に入り込んでしまうため、必ずその日のうち(特に寝る前まで)に落とすようにしましょう。
メイクが毛穴に入り込むと、肌が潤い不足と感じて皮脂を過剰分泌します。
また寝ている間に行われる皮膚のターンオーバーも正常に行われず、毛穴詰まり、ニキビ、肌荒れなどの肌トラブルの原因になります。
乾燥対策を徹底する
毛穴詰まり・いちご鼻の原因となる角栓は、乾燥することによって形成が促進されます。
さらに乾燥は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴に入り込んだ皮脂がさらに角栓を形成します。
皮脂はメラニンの生成も促進させるため、角栓の黒ずみ(=いちご鼻)になりやすくなります。
乾燥対策として効果的なのは、肌に水分を与えて保湿する化粧水と、水分の蒸発を防ぎ保湿力をキープする乳液やクリームを適量しっかり使うことです。
スキンケア後しばらくして乾燥が気になる場合には、化粧水を重ね付けすると、より高い保湿効果が得られます。
ワセリンパックで後悔?いちご鼻・鼻の黒ずみをとる方法まとめ
本記事では、ワセリンによる毛穴ケアが向いている人、肌質に関係なく有効な鼻の黒ずみをとる方法をご紹介しました。
- ワセリン自体に毛穴解消効果はない
- 乾燥による角栓のケアには効果的
- ワセリンパックは脂性肌の人には不向き
- 毛穴詰まりにはホットタオルが効果的
ワセリンの特徴や自分の肌質をふまえて、ぜひ後悔しないケアを実践してくださいね。
なお、今話題のDUOクレンジングバームのいちご鼻への効果が気になる方は「DUOクレンジングバームの口コミ」の記事もおすすめですよ✨



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